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PCでDVDを視聴する ■ PCでDVDは普通に視聴できる？ 　PCによっては、DVDビデオを視聴できるものとできないものがあります。PCでDVDビデオを視聴するために必要なものは、 　■ DVDドライブ 　■ DVDフォーマットに対応したコーデック 　■ DVD再生に対応したメディアプレーヤー 　以上の3つです。 　最近のメーカー製PCの場合、これら3つは大抵の場合最初から揃っているため、DVDビデオは何の問題もなく視聴できます。 　ですが必要最低限の構成で組まれたホワイトボックスPCや自作PCの場合、DVDの動画フォーマットに対応したコーデックなどの不足が原因で、そのままでは視聴できません。 　ですが別途不足しているものを揃えてPCに組み込めば、DVDビデオを視聴できるようになります。 ■ 視聴したい動画のフォーマットに対応したコーデックを用意する 　コーデックとは音楽や動画の圧縮・伸張に使用されるソフトウェアのことで、早い話が動画を見れるようにするものです。 　動画は大容量のため、容量を少しでも小さくするためにコーデックを用いて圧縮し、ファイルサイズを小さくしています。 　よって動画を視聴するためには圧縮に使用したコーデックを用いて圧縮前の状態にする必要があるため、視聴する動画に対応したコーデックがPCにインストールされている必要があります。 　ひと言にコーデックと言っても「コーデック」とは圧縮伸張プログラムの総称であり、その種類は数百種類以上あります。 　しかしコーデックはその全てをPCに入れる必要はなく、あくまでも観たい動画のフォーマットに対応したものだけを入れておけば問題ありません。 DivX 　AVIコーデックの最近の主流。これがあれば大抵の動画は視聴可能。有料版と無料版があるが、動画視聴だけなら無料版で問題ない。 Xvid 　無料で使用可能なコーデック。DivXよりも圧縮率が高いのが特徴。DivXの開発チームの一部が離反して開発したコーデック。 On2 VP3 　On2社製コーデック。最新版とは互換性がないため、VP3を使用した動画の視聴に必要となる。現在入手は困難？ On2 VP6 　On2社製コーデック。ハイビジョンをサポートしたコーデックで、高画質での再生が可能。VP3とが互換性がない。 MS-MPEG4 　Microsoft社製コーデック。Windowsメディアプレーヤーがインストールされていれば自動的に導入される。 Real Media 　高圧縮高画質が特徴のコーデック。Realプレーヤーをインストールすれば一緒に導入されるが、Real Alternativeでコーデックのみを導入して他の対応プレーヤーで視聴することも可能。 Windows Media Video Microsoft社製コーデック。Windowsの標準動画型式で、ネット配信のストリーミング動画などによく利用されている。Windowsに最初から入っている。 Quick Time 　Apple社でおなじみのコーデック。Quick Timeプレーヤー導入でインストールされるが、Quicktime Alternativeでコーデックのみを導入して他の対応プレーヤーで視聴することも可能。 ffdshow 　代替コーデックと呼ばれるコーデックソフト。通常動画再生に必要なコーデックの代替えとして機能する。すでに入手困難となった古いコーデックの代替えなどとして利用される。 　上記によく使用される代表的なコーデックを挙げておきます。これらだけでもPCに入れておけば、大抵の動画は閲覧可能です。 　少なくとも「DivX」、「Xvid」、「Real Media」、「Quick Time」、「ffdshow」の5つをインストールしておけば問題ありません（Windows Media Videoは最初から入っています）。 ■ DVD視聴用のプレーヤーを用意する 　Windowsには標準でメディアプレーヤーが付属していますが、別途DVD視聴に特化したプレーヤーを導入すれば、より快適にDVDビデオを視聴できます。 　メディアプレーヤーには、有料・無料含めて以下のようなものがあります。 　■ Windowsメディアプレーヤー 　■ WinDVD 　■ メディアプレーヤークラシック（日本語化パッチ） 　■ GOMプレーヤー 　お薦めは「GOMメディアプレーヤー」です。これは無料で使用できるフリーソフトでありながら多数のコーデックを内蔵しており、別途コーデックを用意しなくてもDVDビデオを視聴することができます。 　WinDVDはメディアプレーヤーの定番で、メーカー製PCにプリインストールされていることも多いソフトです。 　市販ソフトですが、外付け型DVDドライブなどを購入すると、バンドルソフトとして付属してくることも多いです。 ■ より快適にDVDビデオを視聴するために 　DVDドライブ、対応コーデック、メディアプレーヤーが揃えばDVDビデオの視聴は可能ですが、より快適にDVDビデオを視聴したのなら以下の点にも注意しましょう。 ディスプレイ 　動画視聴メインなら、応答速度が速いワイド型のディスプレイを選択する。インチ数で動画性能は変わらないが、21型以上のワイド型方が映画鑑賞などには向く。 スピーカー 　音質にもこだわるのなら、スピーカーはディスプレイ内蔵のものではなく、別途独立したものを選択する。場所を大きく取るが、その分音質は飛躍的に向上する。 グラフィックボード 　最近のものならどれも十分な性能を持っているため、DVDビデオ視聴の場合はさしてこだわる必要はない。もしアナログのD-Sub端子なら、現在主流のDVI端子のものに交換した方がいい。 サウンドボード 　究極まで音質を追求するなら、チップセットのサウンド機能を廃して高品質・高性能サウンドボードを追加する。高価なものはそれだけ音質の次元が変わる。 次へ 【ライティングソフトでCD・DVDを作成】

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