光学ディスクの種類

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光学ディスクの種類

■ CDの種類

　CDとは「Compact Disk」の略です。

　CDメディアの種類は以下の3種類があり、容量は「650MB」のものと「700MB」のものの2種類があります。

CD-ROM	読み取り専用のCD。ROMは「Read Only Memory」の略。市販のCDは音楽CDもPC用ソフトウェアもほとんどがこのタイプ。
CD-R	CD-Rは「CD-Recordable」の略。データを一度だけ書き込めるCD。光学ディスクの中では最も安価。
CD-RW	CD-RWは「CD-ReWritable」の略。データを何度でも消去・書き込み可能なCD。対応機器でないと読み込みができない場合がある。

　また、CDには「音楽用」と「データ用」の2種類があり、音楽用CDは価格に著作権料（私的録音補償金）が含まれているため、割高になっています。

　ですが音楽用CDは高価な分だけ高精細な作りとなっており、同じ条件で音楽データを記録した場合、データ用CDよりも高音質になります（個人の感覚によっても差はありますが）。

■ DVDの種類

　DVDとは「Digital Versatile Disk」の略です。

　DVDメディアの種類はCDの種類よりも多く、ドライブによって使用できないメディアもあるため注意しましょう。

DVD-ROM	CD-ROM同様、読み取り専用のDVD。ソフトウェア用やDVDビデオ用として市販されているDVDは大半がこのタイプ。
DVD-R	DVD-Rは「DVD-Recordable」の略。データを一度だけ書き込めるDVD。他のDVD規格との互換性が高く、DVDメディアの中では最も安価。
DVD-RW	書き換え可能なDVDメディア。レーザー反射率が弱いため、対応ドライブ以外では読み込みできない場合がある。
DVD+R	データを一度だけ書き込めるDVD。DVD-Rとは別の団体が提唱したタイプのDVDで、DVD-R未対応のマルチセッションに対応している。
DVD+RW	書き換え可能なDVD。DVD-RWとは互換性を持たず、RWよりもDVD-ROMとの互換性が高いとされているが、実際の普及率はRWの方が上。
DVD-RAM	「DVD-Random Access Memory」の略で、読み書き、消去が可能な書き換え可能型DVD。　互換性は低く対応ドライブ以外での読み書きは不可能だが、ライティングソフトなしで書き込みができるというメリットがある。

　DVDの基本容量はCDの約7倍に当たる4.7GBですが、仕様によってはさらに大容量のものもあります。

片面1層記録	通常のDVD。容量は4,7GB。一番普及しており、安価で互換性も高い。
片面2層記録	片面に2層分の記録層を持つDVDで、容量は8.5GB。ダブルレイヤー（DL）と呼ばれる。
両面記録	両面の記録層にデータを記録するタイプのDVD。容量はDVDの中でも最も多い9.4GB。ちなみに両面各1層記録。

■ DVDの「for Data」と「for Video」

　DVDは「for Data」と「for Video」の2種類に分類され、これらふたつは特に映像を記録（録画）する場合に大きな違いをもたらします。

for Data	PCのデータ記録用メディアのこと。CPRM非対応なので、著作権保護が施されたデジタル映像などは記録できない。
for Video	著作権保護技術： CPRM（Content Protection for Recordable Media）対応メディアのこと。　価格に私的録画補償金が含まれているため割高だが、著作権保護対応の映像なども録画・記録できる。

　PCでのデータ保存がメインの場合は「for Data」で問題ありませんが、地上デジタル放送や衛星放送などの著作権保護が施された映像などの記録はできません。

　HDDレコーダーなどで映像記録をメインにするなら、少々割高ですが「for Video」のメディアを使用した方が安心です。

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